潮騒パラソル

夏の観光地として栄えた海辺の町。だが近年は観光客も減り、老舗のパラソル店「浜乃屋」も存続の危機に立たされていた。店を守ろうとする次女・美鈴は奮闘するが、姉の彩花は上京後に疎遠となり、家業からも距離を置いていた。そんなある夏、父の入院をきっかけに姉妹が再会する。お互いの夢と挫折を抱えたまま、古びた倉庫を整理する中で、かつて描いた未来や子どもの頃の思い出がよみがえっていく。海風に吹かれながら語り合う姉妹は、過去の確執を超え、町と家族に新しいかたちの絆を見出していく。潮騒と陽射しに包まれるなか、人と人が再びつながっていく夏の物語
著者 朝倉 由羽 / 2025年10月10日発売
書店員のコメント
潮の香りとともに蘇る家族の記憶。姉妹の再会は、過去を見直し未来を描くきっかけとなります。夏の光のように眩しく切ない、読み終えると海辺を歩きたくなる一冊です。

